2016年3月15日

ショーロとは ?

ショーロ とは あまり聞きなれない言葉ですが、とても心地よい音楽を奏でる一つの音楽ジャンルです。
この ショーロ の語源はポルトガル語でChoro、(Chorinhoとも)書いて日本語の音に近いのがショーロです。英語読みではチョロですが、イギリスでもアメリカでもショーロです。

 

Flag_of_Brazil.svgさて、このショーロ発祥の地はブラジルです。

「ショーロって一言で言うと?」
「ブラジルの古くからあるアコースティックな器楽曲で、透き通った青空みたいな曲が多い!ボカア、好きだなあ」

「一言になっていない! 伝統的とか聞いたけど?」
「そう。でも古くささなんて全然無い。新鮮なバナナみたい」

「意味が分からない! 今でも生きている音楽という事?」
「バリバリの現役音楽。他のジャンルの陰に隠れてよく見えないかも知れないけど」

「今でもショーロを聞ける?」
「リオでもサンパウロでもやっているし、ショーロ出身のミュージシャンは多いよ」

「歌は無いとか」
「無いことは無いし、ショーロ歌手もいないことは無い」

「どういうこと?」
「曲が先に流行って、後から歌詞ができたケースが多いから」

「そのショーロってどういう意味?」
「泣くという意味のショラールという動詞から来ていると言われているけれど諸説あって本当の所は分からない」

「分からない…?」
「1870年代にはリオデジャネイロにショーロ・カリオカというバンドがあったから、その頃からショーロと呼ばれていたのは間違いない」

「で、どんな音楽を?」
「当時は結婚式とか誕生日のパーティにはダンスが付きもので、ポルカとかワルツとかが演奏され、それらをまとめてショーロと呼んでいたらしい。演奏者には解放奴隷も多くいたからアフリカ系のリズムも紛れ込んだはず」

「ショーロという音楽を弾いていたのでは無い」
「ショーロという音楽はまだ無かったし」

「無かったって?」
「1930年代にラジオの普及と共にショーロというリズムができ、ようやくショーロという狭い意味でのジャンルができたって聞いたことがある」

「ジャズの時代でもある」
「ショーロの方が少し古いけれど、リオにも沢山のジャズバンドがあった。新文明の中心地はあっちという気持ちはあっただろうね」

「今でも古いショーロも聴ける?」
「ショーロミュージシャンは古いのも新しいのも、新作も全部好きだから全部聴けます」

「区別無く?」
「そこがショーロの良い所。古い曲もどんどんアレンジを変えて生き残っている」

「嬉しそうじゃないですか」
「ショーロに出合えてホント良かった」

 

ショーロの詳しい歴史についてはこちら「ショーロの歴史」もご参照ください。

 

ショーロにはよく使われる楽器があります。

ショーロ 楽器

フルート、ギター、カヴァキーニョ(ウクレレと同起源の小型4弦弦楽器)が基本形、その後パンデイロ(タンバリンに似た打楽器)、バンドリンが加わり、「 管楽器 + バンドリン + カヴァキーニョ + ギター + パンデイロ 」からなるショーロの基本的な楽器編成が完成しました。

ラジオの時代にはショーロバンドは小編成で間に合うので歌手の伴奏に引っ張りだこになります。このバックバンドは「ヘジオナル(Regional)」と呼ばれていました。この名称を嫌ってコンジュントと名乗るバンドもいます。
詳しくはこちら「ショーロ楽器編成」もご参照ください。

 

ブラジル音楽の源流

image018ショーロからは「サンバ」が生まれ「ボサノバ」も。「ムージカ・ポプラール・ブライレイラ(MPB)」だってブラジルの血(ショーロ)を受け継いでいる。
どうぞ、まずはショーロを聴いてみてください。

error: Content is protected !!