2017年9月20日

サチロ・ビリャール

Satyro Lopes de Alcantara Bilhar
(サチロ・ビリャール)
1869(セアラ)ー 1927(リオデジャネイロ)

 

作曲家兼ギタリスト。
セアラ州で生まれリオデジャネイロで音楽家として活躍を始めるまでの間の事はあまり伝わっていません。

サチロはカリオカ通り(Rua da Carioca)やアセンブレイア通り(Rua da Assemblea)の楽器店で開かれていたホーダの常連でギターを弾いていました。

ここでカツーロ・ダ・パイション・セアレンセ(Catulo da Paixao Cearense)、ヴィラ-ロボス、ドンガ(Donga)、ジョアン・ペルナンブッコ、キンカス・デ・ラランジェイラス(Quincas de Laranjeira)等のボヘミアン仲間と交流しながらも、一方では連邦鉄道省の電報係として40年間、一日も休むことなく勤め上げました。

レコード産業の創生期と彼の時代は重なっていますが、一つの録音も残しておらず、つまりはショローンの伝統の通りアマチュアの音楽家として生涯を歩みました。ショーロ仲間から愛され、亡くなったときには、大きな穴が空いたような「サウダージ」を仲間たちに残したと記されています。彼には少し吃音がありました。

19世紀終わりから20世紀初頭まだポピュラー音楽(もし当時のショーロをそう呼べるのならば)のギターの演奏法が確立されていなかった頃のパイオニアの一人に数えられます。(クラシックも演奏していました。)

ドンガによれば、サチロは自作を色々なやり方で繰り返し演奏していたとのことです。その一つが、チラ・ポエイラ(Tira Poeira)です。ジャコー・ド・バンドリンがレコード化したことにより有名になり、今では多くの演奏家がこの曲をよく取りあげています。

 

参考:O Choro – Reminiscencias dos choroes antigos – 1936 (Alexandre Goncalves Pinto)
choroteriarecife
dicionariompb
Uma Encyclopedia Instrumental(musico do Brasil)
「ショーロはこうして誕生した」アレシャンドロ・ピント

2017 Sep.20 WP

作品

チラ・ポエイラ(Tira Poeira)
Gosto de ti, porque gosto…(共作 Catulo da Paixao Cearense)
As ondas sao anjos que dormem no mar (共作 Catulo da Paixao Cearense)
O que vejo em teus olhos
Tu es uma estrela

 

ショローンとその時代

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