2018年6月10日

ペドロ・カエターノ

ペドロ・カエターノ

Pedro Walde Caetano
(1911-1992)

 

 

ショーロやサンバファンならばクラウジオノール・クルス(Claudionar Cruz)との数多くの競作、MPBファンならばエリス・レジーナ(Elis Regina)、エルザ・ソアーレス(Elza Soares)、ベチ・カルヴァーリョ(Beth Carvalho)の歌で彼の名前を聞いたことがあるかも知れません。
ショローンというよりサンビスタの方が近いでしょが細かい話は横に置いといて。

30年代40年代の「ラジオの時代 」の売れっ子作曲家の一人でした。偉大な歌手二人オルランド・シルヴァ、フランシスコ・アルヴェスに曲を書き大ヒットを生み出しました。
オルランドにはクラウジオノールとの共作で”Caprichos de Destino(運命に翻弄されて)”(1938)、フランシスコにはアルシール・ヴェルメーリョ(Alcir Pires Vermelho)との共作で”Sandalia de Prata(銀のサンダル)”(1942)です。

48年のカーニバルには最大のヒット曲”E Com Esse que Eu Vou”(これとなら私はやれる)が生まれ25年後にエリス・レジーナが再び取り上げました。

またサンビスタとしてカーニバルのためサンバ・マルシャも残しています。
“Tudo Mundo Enche”(みんな嫌になっちゃった)(共作Alexandre Dias Filho)、”Jambete Sensacao (素敵な茶色の肌)” (共作Claudionor Cruz)

リオデジャネイロに程近いサンパウロ州内の山に囲まれた古い町バナナル(Bananal)で生まれ、9歳でリオデジャネイロに両親に連れられ引っ越しました。
その頃にはピアノを弾いていたということですが、彼は一生を通じてプロフェッショナルな音楽家であったことはなく、リオデジャネイロの町の靴屋が彼の本業でした。
これが、ショローンの本領でしょうか。

参考:Clique Music Pedro Caetano

Academia Brasileira de Letras Homenagem ao compositor Pedro Caetano

 

ショローンとその時代