調弦

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伝統的に7弦ギターの第7弦は、"ド"に調律されてきました。
しかし、私は、いくつかの論説で断定されているように、「多くのショーロが"ハ調"で作曲されているためだ」とは思えません。

第一、それは事実ではありません。
ショーロ、ワルツ、サンバは、常に様々な調によって演奏されてきました。

和音の構成が簡単になるという理由もまた、あまり納得がいきません。

唯一言えそうなのは、7弦ギター奏者の数世代に亘って続けられてきたこの習慣は、音質、張り、調弦をうまく行うことができる7弦用の"シ"の弦が無かったからではないか、ということです。

7弦を"シ"に調弦すれば、ギターの低音部(4本)が4度ずつになり、一連の整合性を持つことになります。

今日では、ナイロンやスチールの弦は様々な太さ、伸張性のものが売られており、それは第7弦を"ド"や、"シ"、また"ラ"まで調弦できます。
一方で、かつてシナ(China)、チュチ(Tute)、またジノの初期、彼らが演奏用にどんな弦を使っていたのかを想像してみて下さい。

もし、伝統を踏まえて、第7弦を"ド"に調弦するならば、論理的には第6弦を"ファ"に調弦すべきことになってしまいます。

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