ホルヘ・ボルヘスの「七つの夜」を沖縄旅行に持って行った。
第一夜の「神曲」を読みたくて手にしたのに、ボルヘスが1946年ペロンの為に追われて去った図書館を探し出せてラッキーだった。
ラプラタ大通りとカルロス・カルボ」通りの交差点近く、ブエノスアイレス市立ミゲル・カネ図書館。リンク La biblioteca donde trabajó Borges
第五夜「詩」ではフェニキアの船乗りの祈祷文に驚く。
カルタゴの母よ、私は櫂を返します。
私は眠り、それからまた船を漕ぎます。
スペインの詩
誰がそのような幸運に
海の上で巡り合っただろうか
サン・ファンの朝
アルナルドス伯が出合ったように
まるで西脇順三郎の詩だ、、というより、西脇順三郎がギリシャ、ローマ、スペインの伝統の流れに船を漕いでいるのかもしれない。
ラオコーンのような
粋な
旅人